【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/28(土) 02:08:14.50 ID:W8gvA/tC0
「だったら、どうしてこんな馬鹿げた事態になっている?」
ガラスに手を突き、その奥を睨みつける。
『あれはやはり、リーディングシュタイナーだったと言うのか?』
そんな考えが、頭の中を渦巻き始めていた。巨大な疑念がとぐろを巻く。
そして、否定したい気持ちとは裏腹に、理性はこれが世界線の移動だと言う事を、受け入れようとしている。
いや、本当のところは、あの感覚を感じた瞬間、それがリーディングシュタイナーだと言う事を、俺は直感していた。
だからこその、押さえ切れない不安感だったのである。
「何がどうなっている?」
胸中で唸り、テレビ画面を食い入るように、見つめる。
『ひょっとしたら、テレビ局の手違いだという事はないか?』
であれば、速報に誤りがあった旨を謝罪する何かが、画面に映されるはずである。だが──
『続報は、なしか』
しばらくの間、食い入るように画面を見つめていたものの、しかし俺の不安を拭い去ってくれるような何かが、視界に飛び込んでくる事はなく──
「……くそ」
俺は再び、ポケットから携帯を取り出し、リダイヤル機能を利用して電話をかける。
「オカリン? 今度はなん?」
程なく、受話器越しにスーパーハカーの声が聞こえる。
「ダル。まだパソコンの前にいるか?」
「いるけど、一体何なん?」
俺は手短に、ダルに向けて指示を出す。
「そりゃいいけどさ。何でそんな事に興味あるん?」
「いいから、調べてくれ。たのむ」
俺のどこか張り詰めたような声色を感じ取ったのか、一瞬間を空けて、ダルが了解の返事を返してきた。そして──
「ああ、あったお。つーか、ヤフーのトップに載ってるじゃん。あのオッサン、意外と注目されてんね。まあ、日本からの亡命とかいって、一時期騒がれて──」
「ダル。どうなんだ? 俺の情報は誤りではないのか?」
俺は急き立てるようにして、ダルの言葉を遮った。
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