【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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425:名無しNIPPER[sage saga]
2018/07/23(月) 21:15:52.92 ID:eCLY4xXr0
 きっぱりと言ってのける。

「どこがだ。変に気を使って……バカだろ」

「失礼な助手だな」

「うるさい嘘つき岡部。何が偉大な科学者だ。何が感謝しているだ。あんたがパパの事をそんな風に思ってるわけないだろ」

 そんな紅莉栖の悪態を聞き流しながら、俺は小さくため息をつく。

「だからちゃんと、前に『色々な意味で』とつけただろ。色々な意味で偉大。色々な意味で感謝。俺はそう言ったはずだぞ」

「だとしても、嘘だって事にかわりないでしょ」

 紅莉栖がうーぱクッションに顔を埋めこんだ。そんな紅莉栖の様子を視界におさめながら、俺は言う。

「そうでもないだろう。あんな男だとしても、科学者だという事に変わりはない。それに偉大かどうかなんて物は個人の主観によるものだ」

「じゃあ、あんたはパパを偉大だと思ってるわけ?」

「色々な意味では、そうとも言える。誰に見返られる事もなく、たった一人で狂気の道をひた走る。そんな男を前にして、狂気のマッドサイエンティストたる俺がそれを否定など出来るものか」

 俺は鼻も高々に、そんな答えを紡ぎ上げる。

「なによ。物は言いようってだけじゃない、それ」

 ウーパから顔を上げた紅莉栖の言葉に、『まあ、そうとも言うかもな』などと胸の内で呟きながら言う。

「それにだ。感謝しているというのも本当だ。というか、貴様は感謝していないのか?」

 俺の言葉に、紅莉栖が目を点にする。



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