【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/07/23(月) 21:08:14.48 ID:eCLY4xXr0
それは、俺の実家に保管されていたはずの、幼少の頃の記録。まだデジカメなどという近代兵器が浸透するよりも前に残されたのであろう、アナログでできた思い出の数々。
恐らくは、まゆりがお袋にでも頼んで借り出したのであろう、一冊のアルバム。
そんな物を手に取りながら、それが紅莉栖の手に握られていた事実に、微かな嬉しさと、少しばかりの気恥ずかしさを覚える。
「で、なんだ。助手よ……感想は?」
俺が、はにかんだように問いかけると、紅莉栖が表情の無い声で答えた。
「ハードカバーの角は硬かった」
「誰がそんな話をしている。まったく、そんなに痛かったのか? 見せてみろ」
俺が腰を落として手を伸ばすと、まゆりが「ああ〜オカリンがやさしい〜」などと煌びやかに騒ぎ立てる。
「ちょ岡部! バカ! まゆりがいる……じゃなくて、HENTAI! とりあえずHENTAI!」
どうやら、紅莉栖が真っ赤にした顔をゆがめている理由は、先刻受けた痛みのせいばかりでもなさそうであった。
仕方なく、俺は紅莉栖の背中に伸ばしかけた手を押しとどめ、身体を立て直す。と、まゆりが俺の動きにあわせるかのように立ち上がった。そして──
「ええとね〜。クリスちゃんがお気に入りしてたのはね〜」
まるで新しい発見を母親に報告する子供のように、無邪気な笑顔で俺の手にあるアルバムに顔を寄せる。
「ほう……」
俺はまゆりにアルバムの主導権を譲り、その手がページをめくっていく様を眺める。
そんな俺とまゆりの行動に、紅莉栖が泡を食ってソファから腰を跳ね上げる。
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