【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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36:名無しNIPPER[saga]
2018/07/02(月) 22:00:44.24 ID:7R5bLaWJ0
真帆「そうよ! 不可解というか……。ううん、もうこれは気持ち悪いと言った方が的確な状況だわ!」

紅莉栖「きも……え……えぇ……そんなぁ……」

真帆「って、この世の終わりみたいな顔をしないでちょうだい。顔をしかめたいのはこっちの方なんだから」

紅莉栖「だ、だって、先輩にそこまで言われるとは……」

真帆「とにかくよ。この場でまず真っ先にやるべきことが分かったわ」

紅莉栖「……はあ、何ですか?」

真帆「まずは紅莉栖。あなたが一体何を知っているのか? 最初にそれを詳らかにする必要がある」

紅莉栖「私が知っていること……ですか。まあ、それでもいいとは思いますけど」

真帆「浮かない顔ね。何か不都合でもあるのかしら?」

紅莉栖「いえ、そういう分けでは。ただなんと言いますか……」

紅莉栖「私も断片的な記憶や又聞きした情報をたよりに仮説を組み上げているだけで、信憑性という意味では薄いですし、なにより……」

真帆「なにより、何?」

紅莉栖「ちょっとアレめなファンタジー的内容なので」

一同「!?」

真帆(ファンタジー!? あの牧瀬紅莉栖がファンタジーですって!?)

紅莉栖「仮にですけど。先輩は多世界解釈とかはご存知ですか?」

真帆「は? 何よやぶから棒に……」

A紅莉栖『多世界解釈って、エヴェレットの多世界解釈のこと?』

紅莉栖「ええ、その通りよ」

真帆(へ? 何それ?)

紅莉栖「量子力学の観点から宇宙の成り立ちを紐解こうとする、ぶっ飛んだ俗説。先輩はこれを……って。その顔からすると、ご存じありませんでしたか」

真帆「ご、ごめんなさい。ちょっとその方面にはうとくて」

紅莉栖「そ……そうですよね、こちらこそすいません」

真帆(あ。何か今すごく小馬鹿にされた気がした)

真帆「そ、それじゃあとりあえず、こうしましょう。あなたが言うファンタジーな俗説による説明は一旦置いておいて、現状で私たちに話せるレベルにある事実を教えてもらう」

真帆「その上で、107問題に対する議論を再開する。どうかしら?」

紅莉栖「そうですね。その辺りが妥当な線でしょうか」

真帆「あなた達も、それでいいかしら?」

A紅莉栖『え、ええ、はい』

A真帆『…………』

紅莉栖「まずは、そうですね。私の推測が正しければという前提がつきますが……」

紅莉栖「記憶データは去年の夏……2010年の7月28日以降から爆発的に増え始めているはずです」

A真帆『……!?』ピピクッ

真帆(どうしてそんなことが分かるのよ!?)

紅莉栖「次いで、そっちの私」

A紅莉栖『何?』

紅莉栖「さっき107のデータの事を、破損データって言い表していたわよね?」

A紅莉栖『事実でしょう?』




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