【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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26:名無しNIPPER[saga]
2018/07/01(日) 18:46:04.34 ID:lo4gwy6N0

紅莉栖「確か107メガバイトもの増加が見止められたんでしたっけ?」

真帆(そうよね。あのときの……デリート中に遭遇した不気味な一件については、結局まだレスキネン教授にも報告できてないわけだし)

紅莉栖「その増加した107メガバイトの内容は、どこまで解析できたんですか?」

真帆(デリートの際に見た状況は、今のところ私しか知らないはず──)

紅莉栖「先輩、聞いてますか?」

真帆「っ!? っと、ごめんなさい。ええと、増加したデータの話しだったわね」

紅莉栖「はい。それがどんな内容のデータだったのか、もう見当は付いているんですか?」

真帆「いいえ。残念ながら、今のところは何も分かっていないわ」

紅莉栖「何も……ですか?」

真帆「ええ、何も」

紅莉栖「……その。それは何だか先輩らしくないですね」

真帆「? どういう意味かしら?」

紅莉栖「だって、そうじゃないですか。いつもの先輩なら、目の前に分からない事があれば……」

真帆「あのね紅莉栖。私だって何も、完全に諦めたっていう分けでもないのよ? ちょっと考察に手間取っているというだけで──」

紅莉栖「そうじゃなくてです」

真帆「え?」

紅莉栖「いつもの先輩なら、不可解な壁に突き当たっている状態で、今みたいにヘラヘラ笑ってなんかいませんよ」

真帆「はい?」

紅莉栖「目の下にどす黒い隈を作った酷い顔のまま、研究室の中をブツブツ言いながら徘徊し続けて、手当たり次第ににらみを効かせてみたりだとか……」

真帆「してないわよ、そんな事!」

紅莉栖「いえ、してるじゃないですか、後半は嘘ですけど」

真帆「紅莉栖、あなたねぇ……」ピクピク

紅莉栖「何があったんですか?」

真帆「……」ピクッ

紅莉栖「帰国の途中で私のアマデウスから聞きました。先輩、新規サーバーのアマデウスと、まだまともにコンタクトを取っていないらしいじゃないですか?」

真帆「……う」ドキッ

真帆「それは、その。レスキネン教授に提出するレポートやらなんやらで忙しくて」

紅莉栖「嘘ですね」

真帆「だ……断言したわね」



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