【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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27:名無しNIPPER[saga]
2018/07/01(日) 18:47:01.59 ID:lo4gwy6N0
紅莉栖「こういうときの私の勘は、よく当たるんです。アマデウス達から状況を聞いていただけの段階では、まさかと思っていましたけれど、でも」

紅莉栖「こうして今、先輩を目の前にして確信しました。先輩は今、アマデウスの研究から逃げている……というか、そう。まるで怯えているように見えます」

紅莉栖「違いますか?」

真帆「確信したって前置きした割に、言い直したりするのね」

紅莉栖「茶化さないでください! 押し付けがましいかもしれませんけど、偉そうな後輩なのかもしれませんけど!」

紅莉栖「それでも私だって、先輩の事を心配したりもするんです!」

真帆「……っ」

紅莉栖「先輩。一体、何があったんですか?」

真帆「それは……」

紅莉栖「先輩の知覚していない記憶。増加した奇妙な107メガバイトの正体、私には心当たりがあります」

真帆「!?」

真帆(う……そ。当事者の私ですら、皆目見当もつかないのに……)

真帆(これが、アマデウスとサリエリとの違いだと?)

真帆「っていうか、ちょっと待って?」

紅莉栖「何ですか?」

真帆「あなた今、私が知覚していない記憶って言わなかった?」

紅莉栖「はい、言いました」

真帆「ええと……それは言葉のままの意味として捉えていいのかしら?」

紅莉栖「……はい」

真帆「はぁ、何よそれは」

紅莉栖「先輩は……世界線という言葉をご存知ですか?」

真帆「今度は何?」

紅莉栖「断言はできませんが、恐らく……増加した107メガバイト分の記憶は、その世界せ──」

真帆「待って待って待って。どうしたの紅莉栖。あなた脳化学だけじゃ飽き足らず、オカルト方面にまで手を伸ばすつもり?」

紅莉栖「真面目な話なんです」

真帆「そうは聞こえない。悪いけど、私は自分の知らないうちに空や時間を飛んだりなんてしていない」

紅莉栖「はたして、本当にそうでしょうか?」

真帆「もう。あなたまで教授みたいな夢物語を口にするなんて、同じ研究者として反応に困るのだけれど」

紅莉栖「……教授って、レスキネン教授のことですか?」

真帆「他に居ないでしょう」

紅莉栖「………」
紅莉栖「……」
紅莉栖「…」

紅莉栖「先輩、どうでしょう? 今から私と一緒に、改めて二人のアマデウス達と向き合ってみませんか?」

真帆「え……」

紅莉栖「せんぱい」

真帆(何よ、その眼は……)

真帆「……ふう。分かったわ。それであなたの気が済むのならOKよ。私と紅莉栖とで、二人のアマデウスと対峙してみる。それでいいかしら?」

真帆(正直言えば、あまり気が進まないのだけどね)

紅莉栖「はい! それでこそ先輩です!」

真帆(まったくもう。本当に、この後輩ときたら)







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