【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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126:名無しNIPPER[saga]
2018/07/10(火) 00:08:16.25 ID:asUJZsQi0
真帆(彼女が言いたいことは伝わった。でも、だからと言って、それが)

紅莉栖「先輩。私は以前、彼の持つ不思議な力について、仮説を立てた事があります」

真帆「彼って……岡部さんのこと?」チラ

紅莉栖「そうです。彼が持つリーディングシュタイナーという能力。それは歴史が変わり世界線が変わっても、それまでの記憶を維持する能力」

紅莉栖「私はそれを、“脳機能障害の一種”だと仮定しました。もっとも彼には、神聖な能力を疾病あつかいするなとヘソを曲げられましたけど」

真帆「脳機能障害……」

紅莉栖「彼の能力は、何も全てを覚えているわけではない。事実、彼だって忘れている世界線の記憶はあります」

真帆「それは、どんな記憶なの?」

紅莉栖「簡単に言えば、『新しい世界線に移動した際、その世界線の彼はそれまで何をしていたか?』という一点につきます」

真帆「あ……確かに」

紅莉栖「世界線を移動しても、それまでの記憶を維持している岡部倫太郎。しかし逆に、新しい自分が今までやっていたことが分からない」

紅莉栖「そうでしょ、岡部?」

岡部「そうだ。そのせいで、移動のたびに周囲から変な目で見られてきたからな。酷いときなどは、全然しらない場所にいきなり放り出されたこともあったか」

真帆「なるほど。紅莉栖の言うとおり、岡部さんだって全ての歴史を記憶していたわけではない、か」

紅莉栖「そして、もう一つ。実は彼以外にも、他の世界線での記憶を取り戻すことのある人たちがいます」

紅莉栖「もっともそれは、彼ほどに正確な記憶でなく、夢やデジャブのような曖昧な感じではあるんですけど……」

真帆「その“人たち”の中には、あなたも含まれているのかしら?」

紅莉栖「……はい」



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