【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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124:名無しNIPPER[saga]
2018/07/10(火) 00:05:40.41 ID:asUJZsQi0
紅莉栖「それではここからは、私の記憶を頼りに話を進めさせていただきますけど……」

紅莉栖「去年の三月。アマデウス・プロジェクトの発足と同時に、私と真帆先輩にはもう一つ出来事がありました」

真帆「? 何のことかしら?」

紅莉栖「覚えてませんか? 先輩が始めて記憶データを抽出した日のこと?」

真帆「あ……ああ、あれ。あなたが無理やり誘ってきたのよね。一人じゃ記憶データを抽出するのが怖いからって」

紅莉栖「その節は、ご迷惑をおかけしました」

真帆「で、それがどうかしたの?」

紅莉栖「はい。実は、真帆先輩にはそれから度々、記憶データの抽出を行っていただいてきたわけですが……」

紅莉栖「重要なのは、先輩の抽出が“いつ”行われたかということです」

真帆「いつ……」

真帆(なるほどね、そういう事か)

紅莉栖「長期の経過観察を主目的とした私のアマデウスとは違い、真帆先輩のアマデウスの試験運用目的は、比較検証でした」

紅莉栖「それが理由で、最初の一度しか記憶を抽出しなかった私とは対照的に、真帆先輩は度々記憶の抽出を行ってきた」

真帆「その通りよ。アマデウスのエミュレーション・システムがバージョンアップするたびに、私“だけ”記憶データを抽出されてきたわ」

紅莉栖「ちなみに、エミュレーション・システムのバージョンアップはこれまでに合計で三回ありましたよね?」

真帆「ええ。最初の一回と更新の三回で、私はこれまでに計四回の記憶データ抽出を行った」

真帆「こうなってくると、その時期を順に追っていった方が良さそうね」

紅莉栖「そうしていただけると、助かります」



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