【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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123:名無しNIPPER[saga]
2018/07/10(火) 00:01:16.82 ID:asUJZsQi0

岡部・鈴羽「?」

真帆「いいわよ、続けて紅莉栖。私にも分かるように、なるべく詳しくね」

紅莉栖「了解です」ニコリ

真帆(かわいい)オオウ

紅莉栖「さて。エミュレート・プログラムと記憶データの抽出。この二つはもともと、別のプロジェクトとして進行していました」

紅莉栖「誤解の無いように付け加えるなら、エミュレート・プログラムの開発自体は、最初はそれ単体で“新型AI”を構築するプロジェクトとしてのものでした」

紅莉栖「そして、今からだいたい一年くらい前でしたか。そのプロジェクトの完遂によって“新型AI”が生み出されたわけですが……」

真帆「今にして思えば、あれは酷い出来だったわね」

紅莉栖「ですね。研究室で出来上がった期待の“新型AI”。しかしそれは残念ながら、これまで世間にゴロゴロしている凡庸なものと、なんら変わらない性能しか持ちえていませんでした」

真帆「あの時のレスキネン教授の落ち込みっぷりといったら、それはもう痛々しいものだったけど。でも、そこに紅莉栖が一計を案じてくれたのよね」

紅莉栖「差し出がましい真似だったかと気にしていたので、そう言って頂けるならありがたいです」

真帆「謙遜は不要。あれはあなたの功績よ、紅莉栖」

真帆「あなたはあの時、失敗作として烙印を押されかかっていた“新型AI”に、自身が理論設計していた記憶データ抽出の技術を利用するアイデアを投じてくれた」

真帆「あれは、去年の3月頃だったわね。そしてそれからすぐ、その合同プロジェクトは、アマデウス・プロジェクトと名前を変えて発足しなおすことになった」

紅莉栖「YES。その通りです」



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