【シュタインズ・ゲート】岡部「このラボメンバッチを授ける!」真帆「え、いらない」
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111:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:35:50.63 ID:g0kV3utO0
紅莉栖「今の私たちには、“あの出来事”を経験していない先輩にそれでも納得してもらえるような、そんな具体的な判断材料を提出することは……たぶん不可能だわ」

岡部「それはつまり、お手上げと言う事か?」

鈴羽「そ、それは困るなあ」

紅莉栖「ちょっと黙ってて、今考えているから」

真帆(うーーーん……)

岡部「しかしだ。考えると言っても、何をどう考えるというのだ? そもそも、このブラウニーはあの夏を経験してなどいないのだろう?」

紅莉栖「…………」

岡部「ならば何をどうしたところで、聞き手からしたら俺たちの話など世迷いごとの与太話でしかない。違うか?」

紅莉栖「黙ってろって言ってんのにあんたは……」

岡部「ふん。黙って一人で考えて、それで妙案でも浮かべばよいが、これはそんな容易い類の問題ではない」

岡部「お前が今感じているだろう疎外感のような何かを、俺はもう何度も経験してきたのだからな」

紅莉栖「経験……」

真帆(……うむむむ)

紅莉栖「ねえ岡部。ちなみに聞きたいんだけど」

岡部「何だ?」

紅莉栖「あんたが他の世界線でフェイリスさんや漆原さんを説得して、送ったDメールを取り消していったっていう話、あれ本当よね?」

岡部「無論だ」

紅莉栖「その時って、彼女たちをどうやって説得したの?」

岡部「ふむ、そうだな。フェイリスやるか子の時は、何かを切欠にして奴らが元いた世界線の記憶を蘇らせてくれた。そのおかげで説得に応じてもらえたのだ」

岡部「俺は単に、その幸運にすがっていただけに他ならない」

紅莉栖「そう。なるほど、思い出す……か」



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