自衛艦隊これくしょん3―おおすみ、出航します!―
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46:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:33:16.06 ID:y+HZEnIj0
ぶんご「見えた。あれがイスタンブールだね」
ときわ「長かったですね〜」
47:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:34:59.79 ID:y+HZEnIj0
ぶんご「おおすみー? あんた、なに下ばっか見てるんだい?」
ときわ「顔、上げた方がいいですよ〜?」
48:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:36:26.38 ID:y+HZEnIj0
旗艦のぶんごさんから入港していくと、私たちにはたくさんの花が投げられました。きれいな歌声も響いていました。花びらの雨の中、ぶんごさんが私に言います。
ぶんご「おおすみ、ほら」
49:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:37:17.89 ID:y+HZEnIj0
子どもたちが歓迎の踊りを踊ってくれました。
いっちゃん「行ってもいい? 行ってもいい!? うちも踊りたかっ!!」
50:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:38:28.26 ID:y+HZEnIj0
私を見つめる人々の笑顔を、もう一度見つめます。
助けられたんだ。私たちが、この人たちを。
51:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:39:21.38 ID:y+HZEnIj0
それから、私は様々なところへ、色々なものを運びました。
戦後間もないイラク。独立直後の東ティモール。
52:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:40:14.55 ID:y+HZEnIj0
2013年 フィリピン共和国 レイテ島
53:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:46:46.23 ID:y+HZEnIj0
日本に帰る道すがら、私はふといせさんに尋ねました。
54:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:47:34.07 ID:y+HZEnIj0
いせ「まさか私が、『いせ』の名を持つ艦娘が、ここに来られたってのが、本当に驚きだった。それを受け入れてもらえるってのも」
おおすみ「いせさんのこと、レイテでも日本でも、みなさん歓迎してくれていましたもんね」
55:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:48:37.92 ID:y+HZEnIj0
いせさんは、海自初の本格ヘリ空母……、ではなく、全通甲板型のDDHとして建造されました。
どうも我々おおすみ型は、このひゅうが型DDH、そして進水したばかりのいずも型DDHの方々の布石、もしくは世論の反応を見るアドバルーン的存在だったようです。
56:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 22:50:20.89 ID:y+HZEnIj0
とわだ「言うようになったじゃん、おおすみ」
私はめんどくさいという感情を一切包み隠さずに、とわださんを見ます。
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