263: ◆sHtux8fZAE[saga]
2018/07/09(月) 23:43:12.14 ID:iKfa8UQeo
鞠莉「私ね、昔からパパに『ゆくゆくは後継者としてグループの中心になる存在』なんて言われてきたの」
ダイヤ「……」
鞠莉「いずれは日本での展開をしていく上で必要だからこそ、私を日本で育てたかったみたい……」
果南「……」
鞠莉「二人も知ってるでしょ?……日本に馴染む前からずっと習い事や家庭教師で息苦しい毎日だった……私が沼津の私立中学に行ったのも全部パパの決めたこと」
ダイヤ「それで……」
鞠莉「そうやってパパの言う通りに生きていくんだなって、納得は出来なかったけど理解はしてたつもりだった……でもやっぱり耐えられなかった」
果南「……」
鞠莉「家から見える内浦の町が恋しくて……みんなが恋しくて……浦の星に来る為だけに、パパと喧嘩して酷いことも沢山言って……パパの指定した学校の入試を全部わざと落ちたの」
ダイヤ「そこまでして……浦の星に」
鞠莉「パパは納得しなかったけど、娘が高校にもいけないんじゃメンツが立たないからね……そうやってまたみんなのところに帰ってこれた……」
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