264: ◆sHtux8fZAE[saga]
2018/07/09(月) 23:44:12.91 ID:iKfa8UQeo
果南「……なんで別人みたいに明るくなったのかわかんないんだけど」
鞠莉「……ただでさえ外から来て上手く馴染めたとは言えなかったんだよ……その上で10代の三年間がどれだけ大事だったか……無理してでも……そうやって輪に入らなきゃ、なくなった三年間を埋められないって思って……」
果南「……」
鞠莉「結局……私は本当の自分なんて上手く言えない臆病者だから……そうするしかないと思ってたの……」
ダイヤ「……留学については?」
鞠莉「それもパパの決めたこと、よっぽど浦の星にいるのが気に食わなかったみたい……びっくりしちゃうよね……ある日帰ったら荷物がまとめられて今からアメリカに行けって、知らない間に周りに手回しして私の事なんかお構い無しで全部決まってたの」
果南「……!」
ダイヤ「そんな……!」
鞠莉「……ううん……結局のところそれでも行かないって言えなかった私が悪いのよね……なんにも言えなくてやっぱりパパのいいなりにしか出来なかった私の弱さが悪いの……」
ダイヤ「そんなこと……ただの高校生に出来るわけありません……」
鞠莉「……」
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