6:名無しNIPPER[saga]
2018/06/25(月) 18:31:33.27 ID:gLiL/fIio
「え、もしかして何か変なこと言った……?」
しかし凛はそんな未央の言葉に対して首を横に振ることで返事をし、横に振ったまましばらくにやける表情を隠すように顔を背けていた。
一体何がそれほどツボにはまったのかはわからないが、とにかくおかしくて仕方がないらしく、いつもはクールな凛がそれほどまでに笑っているというのは、なんだか珍しいものを見れた気がして、怒る気にはなれなかった。
「ふふふ、うん、そっか。未央らしい答えだね。どっち付かずというか、玉虫色というか」
「うぐっ……い、いや、でも本当のことだし!」
「わかってるよ。それにね、ふ、ふふふ……」
凛は再びプッと吹き出した。今度こそ堪えきれないと身体をくの字に折り曲げて、このまま呼吸困難にでもなってしまうのではないかと言うほどの笑い方で、やはり未央は今日のしぶりんはレアだなあ、と悟りの境地だった。
15Res/7.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20