5:名無しNIPPER[saga]
2018/06/25(月) 18:29:22.09 ID:gLiL/fIio
どっちが好きって。答える意味があるのかそんなものに。未央にとって凛も藍子も大切な友達であり、そこに優劣をつけるなんてことはない。友達に順番なんてありはしない。
そうだ、そうじゃないか。自分のスタンスは常に変わらない──友達に順番なんてつけられないのだったら、そう答えたらいいだけだ。
あまりにも突拍子のない質問だったので、ついつい慌ててしまったが、冷静に思考を運ばせてみればなんてことはない。答えなんて決まりきっているのだった。
……………いや、うん。しぶりんの言葉の意味次第では変わってくるんだけどね?
そっちの方向はとりあえず全力で目を逸らします。
未央はいよいよもって凛の質問に返答をすることにした。
「私はどっちも同じくらい大好きだよ。だって二人とも大切な友達だから!」
「…………ふ、ふふふっ、あはははっ」
凛が笑った。プッと吹き出した。割と真面目に考えて答えたのに、あまりにもおかしそうにするものだから、未央も戸惑った。
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