7:名無しNIPPER[saga]
2018/06/25(月) 18:31:59.59 ID:gLiL/fIio
しばらく、時間にして五分から十分ほど喘ぐように悶え笑い苦しんでいた凛だったが、さすがに疲れたのかお腹を抑えながら荒い呼吸をして、徐々にいつもの冷静な表情を取り戻していく。崩れた表情を整えてから、キリっとした顔をした。
圧倒的に顔が良くて、しまむーならこれだけで堕ちてましたなぁ、と未央は思った。それから、くしゃくしゃに崩れた笑顔を見せられてからキリっとしたいつもの格好良いしぶりんを魅せられて、未央ちゃんじゃなきゃ一発だったよと強がって見せた。
自分が乙女の顔をしていることも、そんなふうに思うほどに堕ちているのが自分自身であるということも、本人は全部気が付いていない。
渋谷凛という少女は一部キュートアイドル界隈では王子様のようと言われていたり、一部パッションアイドルにはむふふ白馬の王子様と言われていたり、それはそうと王子様の小振り過ぎずほどよいお山を登りたいよねというキュートアイドルがいたりするように、無自覚に王子様オーラを出しているから仕方がない。
「ふぅ……まさかここまで思っていた通りの答えが返ってくるなんて、未央、面白すぎるよ」
「ええ……答えわかってて聞いたの?」
「たまには未央を困らせてみようかなって」
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