1: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:30:51.12 ID:VRvB94mS0
モバマスより佐久間まゆと小日向美穂(たぬき)達のSSです。
独自解釈、ファンタジー要素、一部アイドルの人外設定などありますためご注意ください。
前作です↓
【たぬき】城ヶ崎美嘉「腹ぺこ悪魔とまんぷく小悪魔」
ex14.vip2ch.com
最初のです↓
小日向美穂「こひなたぬき」
ex14.vip2ch.com
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:33:09.61 ID:VRvB94mS0
【 ♡まゆ日記♡ 】
やっと見つけました。
3: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:35:36.11 ID:VRvB94mS0
◆◆◆◆
佐久間まゆ、16歳。宮城県仙台市出身の高校生。
4: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:36:44.01 ID:VRvB94mS0
「あの時……初めてあなたに出会って、わかったんです。
これは運命なんだって。
5: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:40:07.48 ID:VRvB94mS0
「プロデューサーさん……どうします?」
ちひろさんがそんなことを聞いてきたのは初めてだ。
うちの事務所は自慢じゃないが、これまでありとあらゆる個性派を受け入れてきた。
6:名無しNIPPER[sage]
2018/06/21(木) 01:41:31.83 ID:57sPeGUSO
待ってたぞ狸
7: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:52:04.04 ID:VRvB94mS0
ちひろさんがこほんと咳ばらいをして、言いにくそうに切り出す。
「えっと……佐久間まゆちゃん? 申し訳ないけれど、うちは――」
8: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:53:13.02 ID:VRvB94mS0
「ちひろさん! どうすんですか!? 予想以上ですよ!?」
「知りませんよそんなの! なんなんですかあの子!? 16でどんだけ覚悟決めてるんですか!?」
「ここで切ったら俺らアレですよ、いたいけな女の子を切り捨てた血も涙もない外道ですよ!」
9: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:55:17.80 ID:VRvB94mS0
「え〜っと……お待たせしました」
「うふふっ♪ お二人とも、仲良しさんみたいですねぇ。ひょっとして――」
ひゅっ。
10: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:56:35.53 ID:VRvB94mS0
「え〜〜〜〜っと、とりあえずだね。当面の生活とか、住む場所みたいなのをまず……」
「あら……それって、受け入れてくれるってことですか?」
「はい。ええ。とにかくポテンシャルは凄いからね。下手な新人よりよっぽどアドバンテージがある」
「わぁっ♪」
11: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 01:57:24.03 ID:VRvB94mS0
「やだそんなぁっ♡ 確かに最終的にはそのつもりですけど、ちょっといきなりっていうか……。
あ、嫌とかじゃないんですよぉ? ただ心の準備がまだ……うぅん、すぐ済ませますねぇっ。
そうだ、まゆ家事は一通り出来るんです。こんな時の為に花嫁修業はしておきなさいってママが。
12: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:01:52.68 ID:VRvB94mS0
「うふふっ、いやですねぇ。それくらいだったら調べたらすぐにわかりますよぉ。
だけどまだ知らないことが多いから、これからもーっとお互いを知っていきましょうね♪」
13: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:03:20.51 ID:VRvB94mS0
◆◆◆◆
14: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:06:11.81 ID:VRvB94mS0
【 ♡まゆ日記♡ 】
始まりました。
15: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:07:07.58 ID:VRvB94mS0
◆◆◆◆
16: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:08:11.15 ID:VRvB94mS0
「お疲れ、プロデューサー★」
「お疲れ様です」
17: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:10:53.07 ID:VRvB94mS0
「――まゆちゃんのことなら、アタシも前に聞いたことあるよ。甘ロリ系の読モしてたんでしょ?」
「仙台にとても可愛らしい子がいるという噂は、確かに届いていましたね」
なるほど。
18: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:12:47.58 ID:VRvB94mS0
「だけど――オフの時はちょっと怖かったって、向こうの友達が言ってたかな」
「怖い? 何か問題があったとか?」
19: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:13:49.32 ID:VRvB94mS0
「人形みたいだった、ってその子は言ってた。
もちろん悪い子じゃないんだって。話しかければ受け答えするし、愛想たっぷりだし付き合いも悪くない。
20: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:14:41.30 ID:VRvB94mS0
――ごめん。シュミ悪いよね、こんな話。
美嘉はそう締めくくって、ばつが悪そうに頬を掻いた。
21: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2018/06/21(木) 02:15:46.01 ID:VRvB94mS0
と、扉が開くなりまゆが駆け込んできた。
「あ、まゆちゃん……」
130Res/78.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20