27:名無しNIPPER[saga]
2018/06/18(月) 23:38:57.86 ID:6zTzk7cO0
――数週間後、公園
ありす「忘れ物はありませんか?」
ゆっこ「んー……文香さんに返してもらった資料も入れたし、おみやげも……はい、大丈夫です」ゴソゴソッ
文香「お借りしたままで……申し訳ありませんでした」
礼子「それにしても大変ね。派遣先の仕事があるのに、出向が入ってくるなんて」
ゆっこ「はぁーっ! そうなんですよねぇー! どうやら出向先の世界の魔法少女たちが結構大変らしくて、なんでも大神官穂乃果の幹部たちと直接やりあってるらしいんですよ」
ありす「激戦区に放り込まれるなんて大変ですね。こっちの世界はしゅがーはぁと以外は、まだ魔物しか出てきてませんけど」
ゆっこ「ありすちゃんがしゅがーはぁとを倒した成果を王国側が評価して、担当妖精のユッコに短期出向という形で応援に行ってほしいってことみたいです」
ゆっこ「現地の正規職員も優秀な方々らしいので、ユッコも足を引っ張らないか少し不安ですけど……」
ありす「お給料は?」
ゆっこ「手当が出るらしいので快く了解しましたよ! この前スタージュエルを使い切ってほとんど手元に残ってないので……」
文香「あのときの……ですか?」
ありす「なんのお話ですか?」
ゆっこ「ありすちゃんが戻ってくるまで、ユッコと文香さんで頑張ってたってことですよ。あ、そうそうありすちゃん、これどうぞ」ジャラッ!
ありす「なんですかこの袋?」
ゆっこ「ユッコが戻ってくるまでの間、魔物と戦うのに必要なスタージュエルです。王国から支給されて結構ありますけど、無駄遣いしないでくださいね」
ありす「わかりました。ユッコさんが戻って来るまで、私たちの世界は私たちで守ってみせます」
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