34: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:57:18.39 ID:KEuP8EvK0
星梨花の操るシャワーによって、
幽霊の如く前髪をしとしとに垂らした響が言う。
「うぅ〜、ホントに覚えが無いの?」
「サッパリとな。これでも身だしなみには気を遣ってるんだぞ?
清潔第一、爽やか眼鏡の好青年が俺のモットーだ」
とはいえ、今の彼は愛用の眼鏡を掛けていなかったが。
もしも着用していれば、より鮮明になった少女たちの姿に
のぼせ上がるスピードを速めていたかもしれない。
その原因の一端を担う響が両手を椅子の上に置けば、両腕に挟みこまれる形で
彼女の胸元はせり上がり、その存在を大きく主張する。
それは無意識のうちにとられたであろうあられもないポーズであった。
……口では何のかんのと言っていても、
基本、彼女は他人の視線に無防備なのだ。
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