33: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/22(金) 21:55:24.62 ID:KEuP8EvK0
しかし、その舞台を太陽光照りつける青空の下のビーチではなく、
タイル張りの壁や床に照明を反射する密室に置き換えればどうか?
……手段はすこぶる健全であるはずなのに、何やらとっても如何わしい。
少なくとも男は落ち着かない。
どちらの少女も上から薄手のタオルを巻いているが、
その事がかえって見える見えないのチラリズムを効果的に演出しているようだった。
……見えても何ら問題が無いと言うのにである。
おまけに水を吸いぴちっと肌に張り付く様は、年に似合わぬ響の豊かな体つきを、
逆に成長途上な星梨花の少女らしさをこれでもかと言わんばかりに強調して――バシャンと湯船の水が跳ねる。
自身の顔を洗うようにして頬を叩いたプロデューサーは、
なるべく彼女たちの方は見ないように肩までその身を沈ませると。
「しっかしなぁ――ドコで拾って来ちゃったんだか」
指先でちょんちょんと薬液まみれの頭を触り、
全く不思議だと言わんばかりに腕を組んだ。
「人にやってもらった方が洗い残しも無くて安心です!」
そう星梨花に押し切られるまま髪を洗われて五分が経つ。
薬用シャンプーの説明では、
もうしばらくこのまま放置しておかなくてはならないらしいのだが。
49Res/37.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20