7:名無しNIPPER[sage]
2018/06/16(土) 21:09:47.15 ID:5SUXe4Aj0
大河「まさか、あんたまで……?」
竜児「……おう。そろそろ答え合わせの時間だ」
大河が抱える問題。
そしてつい今しがた、竜児が抱えた問題。
その答え合わせをする時が、やってきた。
大河「お腹が痛いの」
竜児「……俺もだ」
両者、見事に回答が一致。
これがクイズならば、ハワイ旅行が貰えた。
しかし、これは現実であり、切実な事案だ。
下手すると、本当にハワイにぶっ飛ぶ。
これから先は慎重に事を進める必要があった。
大河「も、もう、駄目かも……」
竜児「諦めるな、大河!」
ガタガタ震えて弱気な大河。
それを叱咤する竜児にも、余裕はない。
怒鳴った分、更に破滅に近づいてしまった。
竜児「と、とにかく、まずはお前が先に……」
大河「いやっ! 竜児を置いていけない!!」
竜児が大河だけでも救おうと提案するも、両手で顔を覆い、首を振り、受け入れてくれない。
逢坂大河は、決して高須竜児を見捨てない。
竜と虎は、常にそばに居て、対等に並び立てる唯一無二の相手。己の半身のようなものだ。
それに大河にはわかっていた。
一度トイレに入ってしまえば、最後。
長く、苦しい戦いとなるだろう。
それまで竜児が耐え切れるとは、思えない。
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