大河「お腹が痛いんだけど」竜児「……俺もだ」
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3:名無しNIPPER[sage]
2018/06/16(土) 21:01:20.38 ID:5SUXe4Aj0
大河「はあ〜! 美味しかった〜!」

カランと、空の皿にスプーンが置かれた。
大河はシチューを完食。おかわりまでした。
周囲には、菓子類の箱や袋が散乱している。
逢坂大河の腹の容量は、底知れぬ異次元だ。

大河「ご馳走様、竜児!」

竜児「はいよ、お粗末さま」

空腹時、大河は機嫌が悪くなる。
しかし、満腹になると上機嫌だ。
そんなわかりやすいところが、竜児は好きだ。
それに、最近は少しばかり大河も変わった。

大河「後片付けは、この私に任せなさい!」

丁度、空になった竜児の皿を取り上げる大河。
腕まくりをして、やる気充分だ。
竜児はその意思を尊重しつつ、釘を刺す。

竜児「皿は割るなよ?」

大河「へーきへーき! 余裕のよっちゃんよ!」

ヘラヘラしながら、大河がシンクに向かう。
竜児はそれを見送りながら、思い返す。
シチューの味は、問題なかった。
大河の敏感な嗅覚も、異常を感知しなかった。
どうやら、杞憂だったらしいと安堵して。

大河「きゃあーっ!?」

悲鳴と共に、パリンと皿が割れる音。
どうやら心配する対象を間違えたらしい。
ドジな大河がやらかしたことを察し、竜児はやれやれと首を振りつつ、シンクへと向かった。


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