大河「お腹が痛いんだけど」竜児「……俺もだ」
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20:名無しNIPPER[sage]
2018/06/16(土) 21:37:51.36 ID:5SUXe4Aj0
竜児「それじゃあ、片付けてくるから……」

バケツの中身をトイレに流しに向かう、間際。

泰子「ただいまぁ〜!」

泰子が、帰ってきた。
ドタドタとこちらに向かってくる。
竜児は慌ててトイレに向かうも間に合わない。

泰子「竜ちゃん大河ちゃん、ただいまぁ! あれぇ〜? なんかぁ〜このお部屋、臭くない?」

竜児「き、気のせいだろ!」

大河「そうそう!」

くんくんと鼻を鳴らす泰子。
全力で誤魔化す竜児と大河。
すると泰子は竜児が持っているバケツを発見。

泰子「あれぇ〜? なぁに、そのバケツ? ああ〜わかったぁ〜! やっちゃんの為に、バケツいっぱいのプリンを作ってくれたんだぁ〜!」

かつて、櫛枝実乃梨が作った、バケツプリン。
竜児が話したことを泰子は覚えていたらしい。
ウキウキした様子でバケツの中を覗いてくる。

竜児「終わった、な……」

竜児にはもう、抵抗する気は無かった。
悟りを開いたように、無心で佇む。
大河はそそくさと窓から逃亡を図っている。

何が、竜児を置いていけない、だ。

それでも腹が立つことはなかった。
何故ならば、大河が着用している白いワンピースの尻の部分に茶色い染みがついていたから。
あのドジ、拭かずにそのまま着たらしい。
竜児が怒らずとも、神はきちんと罰を与えた。

そして今度は、竜児が罰を受ける番だった。


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