16:名無しNIPPER[sage]
2018/06/16(土) 21:28:40.35 ID:5SUXe4Aj0
竜児「よし、そろそろいくぞ!」
大河「待って、竜児!」
意気揚々と脱糞する間際。
またしても大河が待ったをかける。
今度は何だと思いながら、背後に尋ねた。
竜児「どうしたんだ!?」
大河「あのね、その……えっと……」
竜児「なんだよ!? 早くしてくれ!!」
何やらモジモジし始めた大河。
竜児にはもうあまり時間的猶予はない。
さっさとぶちまけて楽になりたかった。
だから急かすと、大河はこんなお願いをした。
大河「手を、繋ぎたいの……ダメ?」
恥じ入るような口調で、大河はおねだりした。
そこで竜児は、またしても自分自身の不甲斐なさを思い知った。大河はきっと、不安なのだ。
それなのに竜児は、自分のことばかりを考えていた。猛烈に自省して、そっと手を繋ぐ。
竜児「大河、一緒にいこう」
大河「うん……返品、出来ないからね?」
その物言いに、思わず苦笑してしまう。
もとより便は、不可逆的な存在だ。
一度出したら、もう元には戻せない。
竜児「当たり前だ。一生の宝物にする」
その決意を受けて、大河は心から安堵した。
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