77: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 21:39:05.73 ID:8SEhTK000
「うおりゃあああああああ!!」
雄叫びを上げながらマシンガンを乱射する友奈。
さらに背後には満開時の東郷の武装であるビーム砲を無数に展開し、一斉射撃を行う。
ラ=グースはそれらの射撃を回避し、回避が間に合わない分は指先から光線を発射して迎撃する。
78: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 21:47:47.59 ID:8SEhTK000
(友奈ちゃん、すごい…あんな怪物を圧倒するなんて…)
東郷は心の中で、友奈の度胸に感嘆していた。
それと同時に、これほど狂人じみた友奈と戦わねばならないラ=グースに、自業自得とはいえわずかに同情したのだった。
79: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 21:53:12.91 ID:8SEhTK000
「続けて、勇者キックじゃあああ!!」
ロケット弾を発射しながら、ラ=グースの腹部へとひざ蹴りを放つ友奈。
またしても着弾の爆発と、キックの衝撃により残弾が誘爆し、右脚が破損する。
ラ=グースはその衝撃で、腹部から大量の血液を吹き出しながら仰向けに倒れる。
80: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:08:40.33 ID:8SEhTK000
「くっ、この…」
うつ伏せに倒れたラ=グースはなんとか立ち上がろうともがくが、ウザーラの巨体が邪魔をして思うように体が動かない。
夏凜はその隙を見逃さず、ゲッターエンペラーの右腕を突き出す。
81: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:21:04.35 ID:8SEhTK000
『友奈!これを使って!』
夏凜はゲッターエンペラーの肩から、その身の丈に匹敵するほどの巨大な戦斧
ゲッタートマホークを出現させ、それを友奈に投げ渡す。
82: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:28:56.24 ID:8SEhTK000
「これがわしの…」
「来るな…」
友奈が左脚のみとは思えないスピードて接近してくる。
83: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:39:19.01 ID:8SEhTK000
友奈のその言葉通り、ラ=グースは全身の亀裂からおびただしい量の光の粒子を放出しており、
その体は半分以上消えかかっている。
もはや、完全に消滅するのも時間の問題だった。
ラ=グースは最後の気力を振り絞り、友奈に問いかける。
84: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:48:22.23 ID:8SEhTK000
「やったね、友奈ちゃん!」
「ああ、わしらの完全勝利じゃ」
互いに勝利を噛みしめる友奈と東郷。
85: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:56:16.71 ID:8SEhTK000
バーテックスとの最終決戦から1ヶ月後、友奈たちは平和な日常を取り戻していた。
全てのバーテックスとラ=グースを殲滅し、役目を終えたゲッターエンペラーは、新たな使命のためにこの平行宇宙を去っていった。
役目から解放された勇者たちは、勇者としての能力を失い、それと同時にゲッター線の後遺症からも解放され、
東郷の両脚と記憶、左耳の張力も回復していた。
86: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 23:07:43.62 ID:8SEhTK000
「実はのう、東郷。ゲッターエンペラーがこの世界を離れる時、一緒について来ないかと誘われたんじゃ」
「えっ!そうだったの?」
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