83: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/24(日) 22:39:19.01 ID:8SEhTK000
友奈のその言葉通り、ラ=グースは全身の亀裂からおびただしい量の光の粒子を放出しており、
その体は半分以上消えかかっている。
もはや、完全に消滅するのも時間の問題だった。
ラ=グースは最後の気力を振り絞り、友奈に問いかける。
「な、なぜだ…なぜ、たかが人類ごときにこの私が…」
「なぜじゃと!決まっとるじゃろうが!
わしは結城組・二代目組長にして最強の極道!そして讃州中学勇者部の、結城友奈じゃあ!
おのれが負けた理由なんぞ、それだけじゃい!!」
ラ=グースは呆れたような、それでいてどこか満足したような笑みを浮かべる。
「そうか…よく分からんが、なぜか納得できた気がする。
さらばだ人間…いや、結城友奈。最後にお前と戦えて、満足だったぞ…」
ラ=グースはそう言い残し、とうとう完全に消滅したのだった。
それと同時に友奈と東郷の一体化も解除され、通常の体躯に戻っていた。
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