44: ◆BHtXRZieJ2[saga]
2018/06/19(火) 22:04:57.55 ID:1fxqXa9+0
「乃木、きさまが二人をここに召喚したんだな。こっちが捜すのにどれだけ手間取ったと思っている」
「はい、申し訳ありません」
「こいつらにどこまで話した?」
「勇者システムの満開と散華。それから、神樹様についてこれから話すつもりでした」
「もうそこまで話したのか…なら、これ以上隠しても無駄か」
園子との会話を終えた虎彦が、友奈と東郷に近寄り、声をかける。
「二人ともついて来い。まずは結城の腕と脚を治療してやる。
それから、大赦やバーテックスについての全てを放してやる。
乃木、お前にもついて来てもらうぞ」
「はい」
東郷が不安げな表情で友奈に語り掛ける。
「友奈ちゃん、どうするの?」
「行くに決まっとるじゃろうが!コイツら、わしらに何か隠とるようじゃからのう。
洗いざらい話してもらわん事には、こっちの気が済まんわい」
「それでいい。では、行くとしようか」
友奈と東郷、そして園子は、虎彦が呼んだ黒塗りの高級車に揺られ、大赦へと向かうのだった。
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