8:名無しNIPPER[sage]
2018/06/19(火) 09:19:46.89 ID:8HL6uZOgO
昼食を終え、しばらく中庭でたわいもない話をした後。
そろそろ昼休みも終わるので私達は教室へと戻る。
穂乃果「次なんだっけ?」
海未「数学ですよ」
穂乃果「昼食後の数学辛いなー・・・ん?」
穂乃果ちゃんは視線をしばらく泳がせ、私の後方の窓を見た。
ことり「どうしたの?」
穂乃果「ううん。今日はいい天気だなって」
穂乃果ちゃんはそう言いながら窓へと向い、外を眺める。
そう確かに今日はいい天気だ。
窓を開けた。空を眺めた。
鳥の鳴き声が聞こえた。
机の上の教科書のページが風でペラペラとめくられていく。
私は穂乃果ちゃんの後ろに。
穂乃果ちゃんは窓の縁に片足を乗せた。
ことり「・・・穂乃果ちゃん?」
ゆらり滑らかに流れる時間。
クラスメイトはテレビの話をしてる。
穂乃果ちゃんは窓から身を投げた。
ことり「・・・っ!」
私は穂乃果ちゃんの手を掴んだ。
カーテンが揺らぐ。
遠くの方で猫が毛繕いをしている。
掴んだ手を引っ張られる。
体は持って行かれ、私も窓から落ちる。
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