7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/06/11(月) 00:52:14.34 ID:m7wvDgMq0
○
いつの間にか、意識を手放してしまっていたらしい。
「りんー?」
「りーん」
プロデューサーが私を呼ぶ声で目が覚めた。
「だめだ、完全に寝てる」
「どうしたんですか?」
「ああ、なんか寝ちゃったみたいで」
「あら。ふふ、寝かしておいてあげたらどうですか?」
「んー、そうですね。そうしますか」
「私、毛布持ってきますね」
ちひろさんとプロデューサーの会話を聞きながら、徐々に頭が回り始める。
まずい。
すぐ起きないと。
そう思って、慌てて上半身を起こした。
「あ、起きた。毛布、大丈夫みたいです」
「みたいですね。では、お疲れ様です」
ちひろさんはにこりと微笑んで、どこかへ行ってしまった。
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