9: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/09(土) 09:21:13.27 ID:92nMLp/t0
プロデューサーさんは(怖いぐらいに)興奮気味に捲し立てると、
環ちゃんと目線を合わせるため膝を折ってその場に素早く屈みこみました。
思わず半歩身を引く環ちゃん。
でも彼女は、「う、うん」と小さく頷くと。
「おやぶんの言ってることはよくわかんないけど――でも、かおりの笑顔ならたまきも好き!」
彼女が期待通りの答えを返したからか、満面の笑顔でわしゃわしゃと、
プロデューサーさんは目の前の"こぶん"をいい子いい子してあげます。
するとみるみる蕩けてしまうように、顔をほころばせていく環ちゃん――可愛い……じゃなくてズルい! で、でもなくてっ!
私はある少女をお手本に両手を自分の腰に当て、少し恥ずかしいけど偉そうに小さく胸も張って。
大人同士の話し合いに、こんな子供を介入させるなんて卑怯な人、この恥知らず!
……そういう気持ちを視線に込めたなら、丁度都合よく跪いている彼のことを見下すように一瞥する。
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