8: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/09(土) 09:19:47.47 ID:92nMLp/t0
「自信が無いだなんてとんでもない! アナタはとても素敵な方だ。
歌織さんが伸びやかに歌う姿は春風のように心地よく人の視線を惹きつけるし、
ひとたび衣装を纏ってステージに立てば、ライトアップされたダイヤモンドにも負けない輝きを放ちます。
雅やかな雰囲気を感じさせるトークは耳障り良く渇いた心に染み渡り、さらには時折見せるはにかんだ笑顔!」
言って、今や熱狂的な講演者さながらに両の拳を振り回す彼が私のことを指さします。
そうしてそんなことをされてしまえば誰だって、
自分の意志とは関係なしにうっかり微笑み返してしまう物でしょう?
「その笑顔がとても美しい!! 少女のような愛らしさと、確かに感じる大人の色香……。
その二つが混ざり合った様は、まるで稀代の芸術品のように洗練された美の極致です! ――なぁ環!?」
「えっ!?」
「環だって、歌織さんの笑顔は好きだよな! なっ?」
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