【ミリマス】彼女はその手を繋ぎたい
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38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/06/15(金) 20:04:27.84 ID:bVnO2WFP0

そんな不満が顔に出ていたのか、プロデューサーさんは恐る恐ると口を開き。

「……怒ってます?」

「怒ってません!」

すぐさま言い返してしまったんです。
これだと肯定してるのと変わらない。

私は何だかとっても面白くなくて(第一若く見えるだなんて、
普段の私を暗に老けていると言ってるような物です!)

気分と話題を変えようと、「それで、今日の予定ですけど」なんて話をお仕事へと移します。


けれども、時間を気にして時計を確認したのが裏目に出てしまいました。

柱時計の刺す時刻はもうすっかりお昼とは呼べなくて。
後数時間のうちに彼とのお別れが迫っていて。

アナタが遅刻なんてするからと心の中で文句を言う。
鎮めようとしていた苛立ちがパチリとはぜる。

そんな私の機嫌を知ってか知らずか、目の前の彼は呑気にコーヒーを味わいながら

「それだったら、当日に回る予定の場所をリストにして持って来ましたから」とジャケットのポケットからメモを取り出します。


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