渋谷凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」
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20:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 02:15:17.37 ID:eWOyioU/O
私とプロデューサーの最後のはっきりした思い出は、お別れの日以外だと、初詣になるんだと思う。

特に何かあったわけじゃなくて、事務所から少し離れた神社にお詣りに行って、屋台ではしゃいで、御神籤を引いて。それだけの、ありがちな半日。でもその時のことはものすごく鮮明に覚えてて、それはプロデューサーが射的がやたらうまかったからとか、焼きそばがおいしかったからとか、多分そういうことではない。
上手く言えないけど、上手くいうつもりもないし、ただ、私の人生の中で特別に大切な日のひとつなんだろうなって思う。

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:17:06.85 ID:eWOyioU/O
頷いてから、私はずっと考えてたことを口にした。

「私、プロデューサーのこと、結局よく知らない。どうして社長に見つけられたのか、どうしてここに来たのか。だけどそれでも良いって思ってたんだ」

「ああ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:21:16.92 ID:eWOyioU/O
undefined


23:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:22:04.00 ID:eWOyioU/O
ある雨の日、俺はシガーバーにいた。凛のプロデューサーをやめてから、だいぶ後だ。

そのシガーバーには通い慣れていたし、在学中に資格試験に通らなかった俺は大学院に行くことになっていたから就職活動なんかもなくて、そのときの俺はとにかく壁際でだらけていたはずだ。油断していたんだ。

「いや。もし凛が俺のことを覚えていてくれるなら、それだけで俺は嬉しい」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:22:52.57 ID:eWOyioU/O
油断しながら俺は煙を燻らせていた。その美しくない油断を、二階から見下ろす窓の外、艶のある黒髪が貫いた。
テーブルにコートも鞄も置いたまま、気付くと俺は店を出て階段を駆け下りていた。

「じゃあ、約束。もし私を街で見かけたら、必ず声をかけてよ。ゴシップもなんにも、気にしないでいいから」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2018/06/08(金) 02:27:02.63 ID:eWOyioU/O
以上です。

途中でうまく書き込めなくなり、いろいろ試したのでご迷惑をおかけしました。
IDが変わったのはWi-Fiをつけたり消したりしたため、またsageが混ざったのも、失敗ばかりで上げ続けるのも悪いかと考えたためです。結果としてはおそらく行数制限だったようで、最後の二投稿をそれぞれ二分したら解決しました。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 06:59:33.55 ID:xJAnQ3SSO
すげえ読みにくいけど、小説形式浸透させたいの?


27:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 07:14:22.15 ID:LD7NyxOUO
形式も何も、元々SSってこういうのだろ
台本形式ばかり読んで読解力落ちてない?


28:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 07:34:46.17 ID:Tl/FM6SJo

さすがにこれで読みにくいは地の文形式何も読めなくね?


29:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 09:05:18.20 ID:WLXPcvgqo
乙。面白かった。
ただなんで学生がプロデューサーとして社長に拾われたのか、背景が結局見えなかったから、
その辺の続きを期待


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