九頭竜八一「風呂から上がったら、揉んでやる」夜叉神天衣「……えっ?」
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12:名無しNIPPER[sage]
2018/06/08(金) 01:07:15.10 ID:PCyqDion0
下腹部にじわりと広がる熱さ。
それが座布団に染み渡っていく。
まるで遠い世界の出来事のように感じられた。

しかし、熱が冷めれば、現実に引き戻される。

天衣「ごめん、なさい……」

泣きながら、天衣は謝罪した。
女王となり、天狗になっていたこと。
竜王である、師匠を侮ったこと。
そして、失禁したこと。

許して貰いたかったわけではない。
そんな弱い自分が、許せなかった。
そして、見捨てられるのが、怖かった。

天衣「見捨て、ないで、下さい……!」

泣きながら、嘆願して、懇願した。
すると、八一はやれやれと首を振り。
ちょいちょいと手招きをして、呼び寄せた。

八一「天衣、こっちに来なさい」

言われて、おずおずそちらに向かう。
滴る尿が、酷く恥ずかしかった。
顔を羞恥で真っ赤に染めた天衣が隣に立つと、八一は座ったまま手を伸ばし、その華奢な身体を引き寄せて、膝に座らせ、抱きしめた。

天衣「せ、先生……?」

八一「お前は弱い」

天衣「ごめん、なさい……」

八一「弱いが、確実に強くなっている。その向上心を忘れないでくれ。……悪かったな、意地悪して」

天衣「へっ?」

八一「俺はお前に、女流タイトルで満足して欲しくなかった。だから、わざと辛い思いをさせたんだ。すまなかった」

師匠の懺悔。
抱かれたまま、それを聞いて。
天衣は心から、安堵した。


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