5:1
2018/06/04(月) 17:42:05.55 ID:oMtdo1oj0
ダル「・・・」
岡部「・・・ダルよ、なぜこちらを睨む」
ダル「オカリン、まゆ氏となんかあったん?」
6:1
2018/06/04(月) 17:42:37.88 ID:oMtdo1oj0
アメリカでの、正確に言うとそれ以上の紆余曲折を経て、俺と紅莉栖は結ばれた。
告白の後、ホテルに戻った俺たちはラボメンに事の経緯を説明した。
紅莉栖は恥ずかしがっていたが、俺はラボメンに隠し事をする気などさらさらなかったのだ。
7:1
2018/06/04(月) 17:43:11.98 ID:oMtdo1oj0
岡部「シャーラップッ、ラボ・メンバーズよ!このメァァーッドサイエンティスッの鳳凰院凶真がキスなどするはずがなかろう!」
ダル「オカリン、顔が真っ赤なのだぜ」
フェイリス「つよがっちゃってかわいいニャ♪」
8:1
2018/06/04(月) 17:43:44.46 ID:oMtdo1oj0
その日はまゆりとルカ子の部屋に全員集まり、深夜まで騒いだ。
まゆりが寝てしまったのでそろそろおひらきにしようか、と紅莉栖が言い、各自の部屋へ戻った。
フェイリス「凶真はクーニャンとおんなじ部屋がいいんじゃないかニャン♪シングルベッドでニャンニャン♪」
9:1
2018/06/04(月) 17:44:47.65 ID:oMtdo1oj0
部屋に戻るとダルがその巨体でベッドを占領しており、大きな寝息を立てていた。
俺は白衣を脱いでハンガーにかけると、なんとなく夜風に当たりたくなったので部屋を出た。
10:1
2018/06/04(月) 17:45:23.81 ID:oMtdo1oj0
今でも目を閉じれば、額から血を流すまゆりが。血まみれになって倒れている紅莉栖が、脳裏に蘇る。
そして、その傍らで何もできず、ただバカみたいに突っ立っている自分も。
それだけじゃない。
11:1
2018/06/04(月) 17:46:00.99 ID:oMtdo1oj0
「オーカリン♪」
気が付くと、横にまゆりが立っていた。
12:1
2018/06/04(月) 17:46:34.77 ID:oMtdo1oj0
少し、――ドキッとした。
岡部「何を言っているのだ。客観的に見れば、俺は今幸せの絶頂に・・・」
13:1
2018/06/04(月) 17:47:21.89 ID:oMtdo1oj0
岡部「はぁ、はぁ・・・すまない」
まゆり「・・・うん」
14:1
2018/06/04(月) 17:47:52.81 ID:oMtdo1oj0
もちろん同じ状況になったとしたら、今の紅莉栖も俺を助けてくれるだろう。それは断言できる。
だが彼女にとって俺は、ただの命の恩人であり、実質二週間程度を一緒にのんびりとすごしただけの存在なのだ。
15:1
2018/06/04(月) 17:48:25.48 ID:oMtdo1oj0
岡部「・・・まゆり、部屋にもどってくれ。俺はひとりで考えなければならないことがあるのでな」
まゆり「いやだよ」
岡部「まゆり?」
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