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2018/06/05(火) 21:40:16.38 ID:pSJ8SQZq0
岡部「……」
紅莉栖「……」
岡部「……悪かったな。無理を言って呼んでしまって」
紅莉栖「!……珍しく素直だな」
岡部「その……研究所の方々には何か言われなかったのか」
紅莉栖「意外とすんなりOKくれたわ。事前にその……」
岡部「?」
紅莉栖「か、彼氏が出来たって話……、してたの。だから」
岡部「そー、そうなのかっ」
紅莉栖「わ……私、いっつもムスッとしてるじゃない? 研究所だと、もっとひどいの。仲のいい人も何人もいないし…。でもその話をしてる時だけは、表情が明るいなって言われた」
岡部「……」
紅莉栖の小さな手が、俺の手に触れた。
かと思うと、少し強引に、きゅっと結ばれる。
岡部「お、お前っ」
紅莉栖「嫌なのかっ」
岡部「嫌…ではないが、こんな町中、で、だな」
紅莉栖「アンタの手…汗びっしょり」
岡部「嫌なら離すがいいっ」
紅莉栖「ふふっ」
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