八幡「リセット」
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4:YOUTA[saga]
2018/06/04(月) 01:00:37.93 ID:fqynU06/0
<翌日 放課後 応接室>


その日の朝に雪乃と共に鶴見先生に事情を話して平塚先生や校長先生と鶴見先生に八幡の両親と雪乃と八幡が応接室に集まっていた。


「雪ノ下さんの話だと家の息子を強制連行した挙げ句に文部科学省の通達を無視して迄強制入部させたようだが学校としてはどうするのですか‼」


「その前に雪ノ下さんに一連の流れを先ずは聞いてその後平塚先生の言い分と比企谷君の言い分を聞いて処分を決めたいと思います。その後二人はどうしていくのか希望があるなら聞きたいと思います。」


「分かりました。」


「それでは雪ノ下さんは説明をお願いします。」


「あれは新学期が始まって少したった頃だと思います。平塚先生が八幡を連れて来ました。作文内容に問題があるので更生の為に奉仕部に入れるので私に更生を依頼して来ました。その後依頼と言う形で何人か人がやって来ました。


今思えば生徒から相談されると此方に丸投げしているとしか考えられません。八幡から入部届けを出した訳でもなく強制的に奉仕部に入部させられて入部届けを出していないと聞いていました。


調べると強制入部は文部科学省から学習指導要項という形で通達されてしないように指導されていると知りました。入部届けを出しているのは私だけです。一人では部としても同好会にしても成立していないのです。


今回奉仕部で千葉村に小学生の林間学校の手伝いによる合宿すると聞いて、学校側に申請書類を出せばどのみちばれるのは時間の問題だと思い八幡に相談して今を迎えました。話は以上です。」


「次は平塚先生に聞きます。課題の作文に問題があるなら書き直して再提出させれば問題無いのでは無いですか。


しかも文部科学省によってしないように指導されている強制入部を何故行ったのか説明をして貰えますか?流石に強制入部が問題行為だと知らない筈無いので説明をお願いします。」


「確かに校長先生の言う通りです。作文に関してはやり直しさせるべきでした。今を思えば入部して欲しい事情を話して入部してくれるようにお願いすべきでした。


強制入部が禁止されていた事は本気で知りませんでした。知っていたならしていません。自分の行動が問題なのは分かりましたので謝罪します。申し訳ありませんでした。」


平塚先生は雪乃や八幡と両親に頭を下げて謝罪をしたのである。


「結論をいう前に比企谷君はどうするつもりですか?」


「俺は雪乃と共に鶴見先生に顧問を頼んでボランティア同好会として再出発をしたいと思っています。平塚先生には厳罰な処分を要請します。」


「分かりました。教育委員会に報告して判断を仰ぎますが国の指示に逆らって軽い処分はあり得ないです。通達を知らないなら知らないでそれはそれで大問題ですよ。


長期の謹慎処分を受けてセンター行きなら良い方でしょう。高い確率で懲戒免職処分となります。取り敢えず結果が出るまで謹慎に平塚先生は入って下さい。」


平塚先生は校長先生の発言を受けて頭を下げてから応接室を出ていった。


「比企谷君は此まで大変でしたね。比企谷君のご両親にも学校の責任者として謝罪します。申し訳ありませんでした。」


校長先生が謝罪をしてきたのである。

校長先生が頭を上げると鶴見先生に言った。


「鶴見先生。顧問をお願いしますね。合宿もこの内容だと問題が無いので受理します。鶴見先生から生徒会には同好会申請書類を出して下さい。


申請書類は異例ですがさきに学校側の了承として判を押しておきました。提出さえすれば問題もなく受理されると思います。


部室もこれまでどおり使って構いませんが、予算会議等の必要な会議の出席を責任者の雪ノ下さんが必ず参加して下さい。参加は2学期からで構いません。」


「分かりました。校長先生。同好会を受理して頂き感謝します。」


こうしてその日の学校側への抗議と話し合いは終了した。




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