3:YOUTA[saga]
2018/06/04(月) 00:57:18.24 ID:fqynU06/0
その日の比企谷家の家族会議は紛糾していた。
「それで、八幡。雪ノ下さんの話だとその平塚という教師は、学習指導要項に違反してまで部活を強制させたと言う事で間違い無いな?それで明日の放課後に学校に抗議すると言う事だな?」
「ああ。そのつもりだ。そもそも強制入部はしてはいけないし部員として正式に届け出しているのは雪乃だけだ。一人では部としても同好会にしても成立していない。非公式の部活に間違いは無いだろう。」
「それでちゃんと届け出を出して顧問を鶴見先生に頼んで雪ノ下さんと同好会からやり直すと言う事だな。ちゃんと自分の意思で部活をするなら反対はしない。」
父ちゃんはそう言って同意書にサインして判を押してくれた。
「ああ。部活は奉仕部では無くてボランティア活動をメインにしたボランティア同好会となる予定だ。その為に合宿も千葉村で小学生の林間学校のボランティアの手伝いによる合宿となる。」
「そういう合宿なら何も問題が無いな。学校側も反対はしないだろう。」
「俺もそう思う。」
父ちゃんは合宿の同意書にもサインしてくれた。
「お兄ちゃんに聞きたい事があるんだけどさ。平塚先生は依頼と言う形で全て奉仕部に丸投げして自分が本来すべき役目である生徒指導をしていないと言う事だよね?此れまでの奉仕部の活動内容を聞いてるとそうとしか思えないんだけど…。」
「保護者としては平塚先生の行動は決して許容出来る範囲を越えているだろう。明日の放課後に保護者として学校に私達も行くから学校にはそう伝えなさい。」
「ああ。分かった。雪乃にも電話で伝えておく。」
雪乃に連絡をして両親が放課後に学校に抗議に行くと伝えてこうしてその日の家族会議は終了した。
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