勇者「滅びた後の世界で」
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11:名無しNIPPER[saga]
2018/06/13(水) 11:59:41.34 ID:pr/rJ7DAO
ハゲ「少しだけ位置させてもらおうか」

天女「みんなの庭だ。ここにゃ好きなだけいても構わない。けどね、あんたの身体じゃ辛いんじゃないのかい」

身体? ハゲは足元を見下ろした。
男根がいきり勃っていた。
それも鋭く、硬く、鍛え上げた刃のように。
熱を持っていた。
試しに水をかけてみると、ジュッと蒸発する音と共に白い湯気が立ち上った。

天女「今は男根だけだけど、そのうち身体全体が熱を持って、内臓も脳みそも目玉も溶かしちまうと思うね」

ふむ。
ハゲは小便をした。
まるで幼い頃トルコで見た河のように、赤く染まっていた。

その赤さはハゲの激情。

ハゲの忿怒。

ハゲの心火。

煮え滾る怒り。

なぜ?

ハゲ「気が変わった。私は地上へ降りる」

ハゲ「この怒りの正体を突き止めぬ限り、私は死ねない。死ぬことは許されない」

天女「ハッ! あんたなら、そう言ってくれると思ってたよ」

ハゲ「世話になった」

天女「ちょいとあんた! ハゲさん帰るみたいだよ、送っていきな!」

天漁師「うえぇ、人使いが荒いなぁ……」


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