25: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/06/06(水) 06:19:48.04 ID:jniM6iZW0
「もし? もしもし? ……起きてください、プロデューサーさん」
声かけ、揺すり、効果が弱いと感じた彼女は膝を折るようにして屈みこむと。
「プロデューサーさん?」
顔と顔とを近づけて、耳元に優しく甘い囁き。
男が唸るように小さく反応する。
その後も二度、三度と歌織は男を呼び続け。
「ん、あ……?」
「起こしてしまってすみません。
でもソファで横になってるより、お布団の方が気持ちよく眠れますよ」
寝ぼけたままの男に言うと、彼女はソファに横たわる彼の手を取り労わるようにして腕を引いた。
ゆっくりと起こされるプロデューサーの体。
そのまま歌織に誘導され、布団の上へと導かれる。
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