【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
1- 20
713: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/23(日) 22:42:58.88 ID:8Wy7TEBX0



エリカ「だから友達じゃないって言ってるでしょ……まぁ家族が喜んでるのは事実だけど」

みほ「でしょー?」

エリカ「はぁ……あ、もう一つあったわ」

みほ「え、何?」

エリカ「あなたと、真正面から戦ってこれたのはなんだかんだ良い思い出かもね」

みほ「……」


真正面から戦う。思えばそれが私とエリカさんの始まりだった。

手加減無しの本気での戦い。本気でぶつかるという事を私はエリカさんから教わった。


エリカ「あなたと戦うたびに強くなっていく自分を実感できた。だから、もっともっと努力しようって思えた」

みほ「貴女と戦うたびに忘れていた何かを思い出していった。だから、もっともっと貴女と戦いたいって思えた」


ぶつかるたびに強くなっていくエリカさんに焦りを覚えた事がある。

そんな気持ち久しく忘れていた。……いや、初めてだったかもしれない。

本気で挑んできて、負けても負けても諦めない人なんて初めてだったから。

私と彼女の距離が0になり、置いていかれる事を恐れた事がある。

私にとって、エリカさんと向き合えるものはそれぐらいしかなかったから。

でも違った。たとえいつか追い抜かれる日が来たとしても、私が歩みを止めなければ、その背中を追い続ければ、彼女はいつだって私と真正面から向き合ってくれる。

ああ、だから、だから。

私は、


みほ「……エリカさん、私戦車道が好きだよ。貴女と戦うたびに、それの気持ちがどんどん大きくなっていくの」

エリカ「なら、これからもたくさん戦いましょう?私はまだまだあなたを倒したいわ」

みほ「……いいよ。私の方が強いって教え続けてあげる」

エリカ「あら、言うようになったじゃない」

みほ「誰かさんのせいでね?」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
978Res/708.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice