【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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692: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/15(土) 22:34:48.94 ID:f0IbpfH10
喧嘩して、理解しあって、共に学んで共に成長する。
同じ時間を、同じ空の下で、共に過ごせる。
笑う事も怒る事も泣く事も楽しむ事も、全部全部それらを彩るために必要なもので、
それを誰よりも形にしているのがみほと、エリカと、赤星で、
私は、私も一緒に、いたかった。
隊長だとか副隊長だとか、憧れとか尊敬とか、先輩とか後輩とか関係ない、
本当にただの友達として。
そうすればなんの気兼ねもなく、あなた達と共にいられたのに。
留学なんてもっと未来の話で、共に過ごせる日々を全力で感じることが出来たのに。
そんな日々はきっと、私にかけがえのないものをたくさんくれたはずだ。
まほ「……私も、もう一年遅く生まれてくれば良かったな」
エリカ「……?そうですね、西住流の娘が双子だとしたらとても心強かったと思います」
まほ「……はぁ。エリカ、あなた変なところで鈍いのね」
エリカ「……?」
疑問符を浮かべ小首をかしげるエリカに私はもうため息しか出ない。
わかっている。たらればの話なんて何の意味もない。
それでも夢想してしまうのだからしょうがないんだ。
『あなた達と同級生だったら卒業まで毎日一緒にいられたのに』
そう言ってしまえば良いのに、言えないのは私がエリカに影響されたからだろうか。
素直になれない彼女のそんなところに。
なら、それもまた愛おしいところなのだ。
私がエリカのズルいところも好きなように。
なのでもう、この話は打ち切りだ。
決まった話に決まった答えしかないのだから。あれこれ論議するだけ時間の無駄だ。
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