【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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689: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/12/15(土) 22:27:55.62 ID:f0IbpfH10


エリカ「これでも控えた方ですよ。挙げたらきりがありません」

まほ「えっと、私も一応姉として指導はしたりしてるんだけどな……」

エリカ「隊長は甘いですよ。あの子はもっと厳しく言ってあげたほうが良いんです。

    というか妹の評価があなたの評価に繋がる事もあるんですからそのあたりしっかりしてください」

まほ「あ、はい」


なんだか私まで流れ弾のような説教を受けてしまった。

確かにそういうところ無くは無いと思うけど、私にとってみほはかけがえのない可愛い可愛い妹なのだから、多少そういう部分が出てしまっても仕方が無いというか、

私だって人間だし、昔ならともかく今のみほにあんまり厳しい事を言って嫌われるのも本意ではないし……

先ほどまでの胸の高鳴りはどこかへ行ってしまって、なんというか友達の母親に叱られているかのような居心地の悪さすら感じてしまう。

そんな微妙な気分の私とは対照的にエリカは言いたいことを言いきったのかスッキリしたような表情をしている、

それは直ぐにいつもの凛とした表情に戻っていく。


エリカ「だから、一緒には行けません。私はまだ、あの子を見ていないといけないから。あの子の為じゃなく、私のために。私が、強くなるために」

まほ「……はぁ。そこまで言うのにみほと友達になるつもりは無いっていうのだからめんどくさいな」


エリカは痛いところを突かれたといった風に押し黙る。


まほ「才能や家柄であの子を肯定しない、否定すべき時に否定する。あの子にとってそれがどれだけ尊いものなのか、分からないお前じゃないだろ」

エリカ「散々馬鹿にされてるのに、未だに私と一緒にいようとするなんてあの子の気が知れませんけどね」


そんなの、みほは馬鹿にされただなんて思ってないからだろう。

友達との何気ない会話に混ざる軽口はあの子にとって心地よい音色の一つでしかないのだろうから。


まほ「お前だってみほの事を悪く思ってるわけじゃないだろう?」

エリカ「……」




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