【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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212: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/06/30(土) 20:08:09.15 ID:aIe+Rcdf0
まほ「……まぁ、そのほとんどに妹が関わってる以上、私も無関係だとは言えないか」
エリカ「あの、誤解しないで欲しいんですが、私は伝統と格式ある黒森峰の戦車道に憧れて、ここに来たんであって……」
まほ「建前は立派だな。実力もあるのがタチが悪い」
エリカ「あのですね……」
まほ「だいたい『榴弾姉妹』って何なんだ。実の姉を差し置いて姉妹呼ばわりはちょっとムッとするぞ」
エリカ「ですからっ!?」
まほ「だが……現状、お前が一番みほと親しいのは事実だ」
エリカ「……私は別に」
まほ「……みほは、あの子は自分の意見を表に出すのが苦手だ。だから、逸見のような人間と一緒にいることでそれを克服できるのなら……もうしばらく様子を見させてもらう」
エリカ「……ご自由に。私は、あの子に良くなってほしいとかこれっぽちも思ってませんから」
まほ「構わないさ。たぶん、それがみほにとっては嬉しいのだろうから」
西住流の娘なのだから
強くあれ
勝て
導け
沢山の期待を背負わされてきたあの子にとって、自分に期待をかけてこない逸見の存在はきっと、とても大きく、それでいて心を軽くしてくれるものなのだろう。
そのぐらいは今の私でもわかる。
ただ、それでも逸見の口から聞きたいことがある。
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