【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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211: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/06/30(土) 20:07:06.17 ID:aIe+Rcdf0
まほ「……そうか」
エリカ「これが私が考えている全てです。納得してもらえましたか?」
まほ「ああ、お前がみほに悪意を持って近づいたわけじゃないというのは良く分かった」
エリカ「別に好意を持ってるわけでもないですけどね」
その言葉を真に受けるには、私は逸見の事を知りすぎた。
どうやら逸見は自分の好意を表に出すのを嫌がるタチらしい。みほ限定で。
まほ「なんにしても、あの子に同級生の話し相手ができた事は素直に嬉しいよ。ただ……」
エリカ「ただ?」
一つだけ懸念が。
まほ「正直、心配のほうが大きい。幼いころから一緒に育ってきた妹が不良と交流しているというのはな」
エリカ「……え?」
まほ「どうした」
エリカ「不良?誰がですか?」
無言で指をさす。
エリカは誰かいるのかと後ろを向く。
その顔を前に向き直らせ、再度指を突きつける。
エリカ「………………違いますっ!?私はそんな、アナーキーな人間じゃありませんよっ!?」
まほ「入学早々、人事への反発。その後もはや恒例となってしまっている期末の決闘。加えてこの間の戦車無断使用の上、学外での戦闘行為からの損傷。……1年にしては随分と経歴を積んでると思うが?」
エリカ「うっ……」
普段の練習では規律や命令に厳格であろうとしている逸見だが、どうもその場の考えで動く癖があるようだ。
その結果が期待の悪童(ホープ)の異名なのだから、逸見が良く分からなくなる。
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