【SW】姫「私を弟子にしなさいな!」ジェダイ「ええっ!?」【オリキャラ】
1- 20
107:名無しNIPPER[saga]
2018/08/29(水) 19:21:25.73 ID:ohoPmnm60

シンノ「……というと、誰かに教わったってことか?つまり……他のシスに」

ネーア「じゃろうな。しかしとにかく難しい技じゃからな、あれほど火力のある『ファイアー』を教えられるというのはとんでもない使い手じゃろう」

シンノ「あいつのほかにもそんな強者が……!?」

ネーア「もう死んどる可能性もあるがのう」

シンノ「……反乱軍のデータベースで『モール』とかいうダークサイダーの情報を見たことがあるが……奴は皇帝に使い潰されたようなものだったはず。そんな高等技術を持っていたとは思えん」

ネーア「ふうむ……そういえば、二代前の『ダース・グレイヴス』は『ファイアー』が得意じゃった、というのは先代から聞いた覚えがあるな」

シンノ「お前の二代前……お前、五百年眠ってたんだよな?」

ネーア「うむ。その二代前となると、ざっと六百年以上前じゃな」

シンノ「ううん……グレイヴスがマスター・ヨーダ並みに長寿な種族だったならギリギリ、テイティスにバトンタッチできるか……?」

ネーア「グレイヴスはヒューマノイド、人間だったらしいぞよ。だいたい、どんな長寿な種族でも六百年経てばヨボヨボじゃ。新しく弟子をとるなんて無理じゃろ」

シンノ「じゃあ年代が合わないな、グレイヴス黒幕説はないか……」

ミコア「お二方?」


 不意に声がかけられる。
二人が木材の山の上から見下ろすと、ぶかぶかの作業服に身を包んだミコア姫がいた。


ミコア「なんの話をしていらっしゃるんですの?」

シンノ「ああ、例のテイティスとかいう妙な男の正体について推理を……それより、その格好は?」

ミコア「この服は反乱軍の方からお借りしましたわ。木材搬出作業の手伝いを買って出ましたの!」


 ミコアはえへん、と誇らしげに胸を張った。
 

ネーア「へええー、プリンセスが!感心なことじゃの!」

ミコア「特別扱いされるのは嫌なのです。ザインの城から救い出してもらった御恩、一人の仲間として働くことでお返しします!」

シンノ「はは……怪我だけはしないよう気を付けてくださいよ、大切なお体だ」


 シンノの胸にちくりと罪悪感が差す。
反乱軍はなにも正義感だけで動いたわけではなく、彼女を外交カードとして確保した一面もあるのだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
153Res/180.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice