【SW】姫「私を弟子にしなさいな!」ジェダイ「ええっ!?」【オリキャラ】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/08/29(水) 19:20:15.00 ID:ohoPmnm60
シンノ「――『フォース・ファイアー』?」
ネーア「うむ、ダークサイドの奥義の一つぞよ。例の謎のシス――テイティスが、ザインの城で使ってみせた技じゃ……モグモグ」
数日後、反乱軍秘密基地。
資材置き場の隅、防水シートのかかったチュクチャク木材の山の上にジェダイとシスが腰かけていた。
敷地の外に茂る木の枝葉の陰が二人を南国の日差しから隔てていて、ネーアは涼しげな顔でチョコレート・バーをかじっている。
相変わらず口の周りはベトベトだ。
シンノ「だから汚ねえって」ゴシゴシ
ネーア「モゴモゴ」
シンノ「……それで?どんな技なんだ、その何とかファイアーってのは」
ネーア「その名の通り、ダークサイドのフォースを炎に変えて放つ技じゃ。『フォース・ライトニング』――わらわがよく使うやつじゃ――と違って、ライトセーバーで防ぐことができん……モグモグ」
シンノ「ライトセーバーが通用しないのか……!?」
ネーア「うむ、いくらセーバーを振りかざそうが二、三秒でローストジェダイにされてジ・エンドじゃろうな……モグモグ」
ネーア「……というと最強の必殺技みたいじゃが、実際はライトニングより無駄が多くて燃費が悪いし、何より扱いが物凄く難しいんじゃ」
ネーアはチョコレート・バーの最後のひとかけらを口に放り込むと、手のひらを上向けて何やら力みだした。
ネーア「ふうんっ!……ぬううんっ!……駄目じゃ、出んわ。昔はライター代わりくらいにはなったんじゃが」
シンノ「……奴がそんな技を持っていたとは……なぜハナンで俺に使わなかったんだろう?そんなとんでもない隠し玉を出されていたら、それこそ俺は今頃ローストジェダイだ」
ネーア「出し惜しみしたか……いや、わらわには軽々しく使っとるな。手加減されてたとかじゃろうか?」
シンノ「手加減?なぜだ?」
ネーア「知らん、適当に言っただけじゃ……まあ、いかな『ファイアー』といえど常に動き回っていれば当たらんし、物陰に隠れれば凌げる。『ライトニング』のように壁を素通りしたりはせんからのう」
シンノ「『ライトニング』は壁を貫通するのか!?」
ネーア「あー、この前貫通しないようになったんじゃった。大丈夫ぞよ」
シンノ(わけがわからん)
ネーア「……とにかく、もしテイティスとまた戦うことになったら、『ファイアー』に十分注意することじゃ」
ネーア「かといって怯えるな、炎は奴の手からしか出ないのじゃ。尻から出たりはせん。相手の動きをよく見れば十分対応できる技ぞよ」
シンノ「わかった……しかし、奴はどうやってそんな技を習得したんだろう?」
ネーア「……うーむ。とにかく難しい技じゃからホロクロン使って独学で、とはいかんじゃろうな」
シンノ「ホロクロン……」
シンノの脳裏にテイティスの言葉がフラッシュバックする。
ホロクロンとは、ジェダイやシスが用いる情報記憶装置である。
通常手のひら大のアーティファクトで、フォースを用いることで内部の情報を引き出すことができるのだ。
ジェダイやシスがその中に教習動画を込めるのはよくあることだった。
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