リボンに願い込めるValentine【ミリマス】
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/05/20(日) 16:04:12.15 ID:P2hx7BeN0
「ラッピングも終わり、これで完成なのです」
目の前に置かれいる、いくつもの綺麗に包まれたチョコレートたち。 お菓子作りなんて私に無縁のものと思っていたけれど、作ってみると案外これは私向きの地味で事務的なものだった。 これなら来年は私一人でもやれそうだ。
「それじゃ姫からプロデューサーさんにひとつ」
「私からも」
などと思っていると、二人はそれぞれラッピングしたチョコをひとつずつ手に取って私へ差し出した。
「「ハッピー、バレンタイン」」
「え?」
「姫たち、14日にはどうしても外せない用があってプロデューサーさんとは会えないのです」
「だから、少し早くなってしまいますが日頃の感謝を込めて、今お渡ししますね」
「はぁ……」
そうか、完全に私が彼女たちに渡すことだけを意識していたけど、こうやって渡されることもあるのか。
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