7: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2018/05/18(金) 23:33:02.26 ID:lFsgkv9uo
「プロデューサーさんはゆっくりしていてくださいね」
そう言って美穂は台所に立つ。包丁すら置いていなかった台所に左利き用の包丁が置かれるようになったのはいつのことだっただろうか。
「手伝えることある?」
「大丈夫ですって! 私も響子ちゃんからいろいろ教えてもらっているんです。任せてくださいね」
ハンドメイドのクマさんエプロンは子供っぽいのだけど彼女が着ると実に愛らしい。本人は子供っぽいのかなと悩んでるみたいだけど。最近は大人っぽくなろうと頑張っているのだけど、時々小学生に間違えられるくらいには幼いので背伸びしているみたいでこれまた愛らしい。とはいえ。
「最近色を覚えたよなぁ……」
美嘉や加蓮といったお洒落な仲間たちの影響されたのか彼女は日に日に洗練されていく。今ではお洒落だと思う女の子ランキングに名前が載るくらいだ。上京して日が浅かった頃の美穂が今の姿を見たらどう思うのだろう。ビックリするのかな。
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