24: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2018/05/19(土) 00:14:38.36 ID:hcHhCdieo
「……」
美穂は理解が追いつかずポカンとしていたけど、すぐに俺の言葉の意味がわかったのか顔をこれまでにないくらいに真っ赤にして。
「えええええ!?」
宇宙にまで届きそうなくらいに大きな声で驚きを表す。
「け、結婚って私とプロデューサーさんがええ!? ほ、本気です……か?」
「自慢じゃないけど、生まれてこの方嘘をついてもすぐバレるくらいに正直者です」
交差点で100円落ちていたら交番に持っていく程度には正直者だ。
「わ、私は結婚できる年齢ですし、プロデューサーさんのことは好きですしいつかは幸せな家庭を気付けたらなんて思ってましたしえーとえーと……末永く……お願い、します?」
「……絶対幸せにします」
指輪もないしおままごとだってこんな台本にはならないだろう。でも確かに、俺と美穂は同じ気持ちであったんだ。
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